子育てお役立ち

子供同士のけんか、親はどうするべき?

お子さんの年齢差や性格にも寄りますが、子供同士のけんかにうんざりしていませんか?

我が家は上の二人が年子。年齢も近いせいか、姉と弟で常にけんかをしています。

そこで、少し目線を変えることで変化の起こったことをご紹介します。

きょうだいげんかを心配している方のヒントになればと思います。

もくじ

1.きょうだいげんか は悪いものではないことを知る

2.真似したい、けんかしてしまったときの対応法

 STEP1. 手を出してしまった方の子供には短く叱る

 STEP2. 手を出された子供がやりかえさなかったことをしっかり褒める

 STEP3.下の子が上の子を頼るように仕向ける

3.1週間やってみた結果

4.まとめ

1.きょうだいげんか は悪いものではないことを知る

きょうだいげんか、あまりに多いとうんざりしますよね。

我が家も同じです。途方に暮れるほど、頻繁に起こるケンカ。

マイナスに捉えてしまいがちだけれど、ちゃんと成長にかかわるメリットもあるようです。

少しメリットを知っておけば、小さなことでは仲裁しなくても良いかもと、見守ることができるようになるかもしれません。

メリット1.我慢すること・妥協すること・解決方法を覚える

きょうだいで何かを取り合いになったり、順番でけんかになったとき、最初はどうしても譲れなかったり年齢によっては

我慢ができないこともあります。

ですが、何度か同じことを繰り返していくうちに、『譲ることがお母さんを喜ばせる』と気づいたり、

『今日は理由があるから譲ってほしい』など、交渉する場面が増えていきます

それでスムーズにケンカから和解へ行くことも小学生になったら増えた気がします。

メリット2.力加減を覚える

本当は手を出すことは絶対にあってはならないです。

ですが、つい強く押してしまったり、時には叩いたりしまうことも。

自分のしたことが意図的でなくても相手にけがをさせてしまえば、叱られる=大変なことになる。

時には取り返しのつかないことのもなりかねる、と教えることがとても大事なことだと思います。

自分の力加減を少しでも学ぶのはきょうだいげんかでしかできないことだと思います。

メリット3.自分の気持ちを伝える練習となる

きょうだいでけんかをすると、子供たちは自分を擁護するために母であるわたしに説明をしてきます。

わたしは話を聞くだけであまりジャッジはしないのですが、

自分が何をされて嫌だったのか、しっかり言葉にすることって大事なことだと思います。

自分で説明しているうちに、矛盾に気づけることもあるんです。

または、とっさにやってしまった行動の裏にどんな気持ちが隠れていたか。

表面だけ見て、わたしも叱ったりすることがありますが、そこまで説明されて共感してあげることで

落ち着いたり、次はどう行動に移せたらいいのか、自分で考えてくれると素晴らしいですね。

実際にはなかなかすべて上手く行くわけではないですが、そういったこともケンカという種があるからこそだと思います。

真似したい!ケンカをしてしまったときの対応法

ここからはわたしが調べて、実践した対応法にどんな効果があったかご紹介します。

これは、アドラー心理学における『正の注目』と『負の注目』に着目し子供への対応をしたものです。

子供同士の言い合いのけんか手が出ないケンカの場合は基本見守るスタンスです。

ですが、我が家で言うと長女が昔から手を出しやすく、小学生になってだいぶなくなったものの、

いまだに時々起こります。

その時は、親が仲裁するしかないのです。

そんなときの対処法です。

STEP1. 一番に手を出してしまった方へ短く叱る

ここでポイントなのは、短く叱る、こと。

わたしも今までずっと、手を出してしまった方に注目して『どうして手を出してしまったのか』

『先に意地悪したのが相手でも手を出してしまったらその瞬間にあなたが悪くなってしまうのだ』と

次はやらないようにと、長々と叱ってしまっていました。

だけれど、アドラー心理学における『負の注目』をしてしまっているんですね。

負の注目:出来ていない行動ばかりに注目して、出来ている行動を無視すること。

まさに、手を出さなかったことを出来なかったことに親である私が注目をしているんですね。

なので、ここでは手を出さなかったことを出来なかったことは、短く注意をする、がポイントなんです。

STEP2.手を出された子供がやりかえさなかったことをしっかり褒める時間を設ける

逆に、手を出されたけど自分はやり返すことをしなかった、それができた事に注目をする。

そして出来た子供に褒めることをしっかり目の前で行う。

これが『正の注目』です。

正の注目:できること・出来ていることに注目し褒めること

子供は何が何でも親の注目を必死に得ようとする。

子供が多ければ親の注目はいやでも分散されてしまう。

親が負の注目をすればするほど、負の行動が増えるという悪循環。

これは本当に危機感を覚えました。

長女が主張が激しく、優しくないなんて思っていたけど、小さな子供のように注目を浴びたいだけかも。

正の注目を意識して長女に接してみようと思いました、

STEP.3 下の子が上の子を頼るように仕向ける

これは年子の上の二人が小さい時から実践してみたかったな、と正直思いました。

年子というのもあって、平等に平等にと思って接してきたけれど、

一緒に下の子をお世話する感覚にさせることはしてこなかったな、と。

例えば、『今おねえちゃんの事じっと見てたね~きっとこの子はおねえちゃんが大好きなんだね』と声かけしたり。

『おねえちゃんが大好きだから、一緒にこれをやりたいみたいだよ、一緒にやってくれるかな』など。

頼られると嬉しいことを体験させていくことはすごく大事なことだと思いました。

それにより、下の子を守りたいという気持ちが芽生えるのかも。

あまりに責任感を植え付けてしまい過ぎないように、上手く調整は必要だけれど。

3.一週間やってみた結果

我が家の子供たちで、一週間、実践してみました。

一週間じゃ、どこまで効果が出るかと思っていたけれど、紹介したいと思います!!

結果: 正の注目をはじめて数日、まさかの負の行動が減った実感

長女と次女がとにかく奔放でわがままな印象。

手が出るのもこの二人。ほぼ毎日叱っていました。

とにかく注意は短く、短く。

出来ていること、当たり前に出来ていることでもしっかり褒める。

そこへ注目するするように意識をしました。

注目したことが増えると常に意識を。

1週間、最初は長女は『やりかえさなかった、偉いね』と長男を褒めることが気に入らなかった感じを出していましたが、

徐々に『優しくできた方が褒められる』と気づいたようで、色々お手伝いや、お菓子を分けること、

自分の所有物であるものを貸してあげることが増えたように思います。

これ、我が長女にしては本当にすごいこと、なんです。

まだまだ毎回譲れるまでは遠い道のりだけど、継続しようと思いました。

続報はまた、追記したいと思います。

4.まとめ

『きょうだいげんか』で親が必要以上に間に入ったり、気に病む必要はなし!

きょうだいげんかで育まれる情緒や、成長も必ずあるので、危なくない程度で見守り。

それでも我が家のように『手が出る』など問題行動がある場合は、『注目』する部分を親が変えてみる

案外、子供は親の、特に母親の注目を必死で獲得しようと色々試行錯誤して生活している可能性も

それがケンカに繋がっているのかもしれません。

毎日ケンカを目にしたりするだけで、親としてはうんざりしてしまいますよね。

わたしもその一人。

一歩ずつでいいので何かを変えて、いい方向へ行くよう、一緒に頑張りましょう!

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